定義と使い方
toUpperCase()関数は、指定された文字列を大文字に変換して返します。
特徴
- 戻り値は、指定された文字列をすべて大文字に変換した新しい文字列です。
- 値を返すだけであるため、元の文字列は変更されません。
基本例
const originalString = "Hello, World!";
const uppercaseStr = originalString.toUpperCase();
console.log(uppercaseStr); // 出力: "HELLO, WORLD!"
/* 👇 元の文字列は変更されません。 */
console.log(originalString); // 出力: "Hello, World!"
文字列を小文字に変換するには、toLowerCase()関数を使用してください。
構文
str.toUpperCase();
strは、toUpperCase()関数を適用する元の文字列です。
この関数は文字列専用の関数です。文字列以外のデータ型に対してこの関数を呼び出すと、TypeErrorが発生します。
引数
ありません。
戻り値
元の文字列を大文字に変換して返します。この過程において、元の文字列は変更されません。
注意点
toUpperCase()関数は、文字列(String)でのみ使用できるメソッドです。
文字列以外のデータ型に対してこのメソッドを呼び出すと、TypeErrorが発生します。このような呼び出しは有効な操作ではありません。
const number = 17; // 文字列ではない数値データ型
try {
let result = number.toUpperCase(); // この部分でTypeErrorが発生
console.log(result);
} catch (error) {
console.error(error); // TypeError: number.toUpperCase is not a function
}
上記のコードでは、toUpperCase()が数値データ型に対して使用されているため、TypeErrorが発生します。これを防ぐには、toUpperCase()を呼び出す前にデータ型を確認し、文字列へ変換するなどの処理を行う必要があります。
活用例
toUpperCase()関数は、toLowerCase()関数と同様に、JavaScriptにおいて非常に幅広く使用される関数の一つです。この関数は主に、文字列の比較や、大文字に変換して出力形式を統一する際に使用されます。
文字列比較
文字列を比較する際に、大文字と小文字を区別せずに一致するかどうかを確認できます。
以下の例は、toUpperCase()関数を使用して文字列をすべて大文字に変換し、一致するかどうかを確認するコードです。
const str1 = "apple";
const str2 = "APPLE";
if (str1.toUpperCase() === str2.toUpperCase()) {
console.log("2つの文字列は同じです。");
} else {
console.log("2つの文字列は異なります。");
}
// 出力: "2つの文字列は同じです。"
大文字による文字列出力形式の統一
日本語には大文字と小文字の区別はありませんが、英語では大文字と小文字を区別して使用する場面が多くあります。特にタイトルや見出し、安全文言や警告メッセージなどで文字列を大文字で表示することが多く、そのような場合にtoUpperCase()関数は非常に有用です。
const title = "web development";
console.log(title.toUpperCase()); // 出力: "WEB DEVELOPMENT"
const warningMessage = "keep out of reach of children";
console.log(warningMessage.toUpperCase());
// 出力: "KEEP OUT OF REACH OF CHILDREN"
仕様書
| 仕様書 | |
|---|---|
toUpperCase()
|
ECMAScript® 2026 Language Specification #sec-string.prototype.touppercase |
互換性
| メソッド |
デスクトップ Chrome
|
デスクトップデスクトップ Edge
|
デスクトップ Firefox
|
Safari
|
Node.js
|
|---|---|---|---|---|---|
toUpperCase()
|
1 | 12 | 1 | 1 | 0.10 |