HTML <blockquote>タグ：正しい理解と使い方

定義と使用方

<blockquote>タグは
他の出典から引用された引用セクションを表します。

このタグは独立した引用区間を示す際に使用され、多くのブラウザではその内容がインデント（字下げ）された形式で表示されます。

HTML

<h3>blockquoteタグ</h3>
<p>以下はウィキペディアから引用した内容です。</p>
<blockquote cite="https://ja.wikipedia.org/wiki/World_Wide_Web">
    <p>
        ワールド・ワイド・ウェブ（World Wide Web、WWW、W3）は、インターネットに接続されたコンピュータを通じて
        人々が情報を共有できる世界的な情報空間を指します。
        簡単にウェブ（the Web）と呼ばれることも多いです。
    </p>
    <p>
        この用語はインターネットの同義語として使われる場合も多いですが、厳密には異なる概念です。
        ウェブは電子メールのようにインターネット上で動作するサービスの一つにすぎません。
        しかし、1993年以来、ウェブはインターネット構造において絶対的な位置を占めています。
    </p>
</blockquote>

ブラウザで実際に表示された様子を見ると、主に字下げされた形で描画されます。多くのブラウザでは表示時に<blockquote>タグに四方のCSSのmargin値が適用されます。

<blockquote>タグは次のように使用します。

<blockquote>タグは、任意指定のcite属性を使用して引用文の出典をURLで指定することができます。URLは有効な形式である必要があります。
別の独立した引用区間を用いる必要がない短いインライン引用には、<q>タグを使用してください。

`<blockquote>`タグにおける`cite`属性の使用方法

cite属性は引用された情報の元となる文書またはメッセージを指定するURLです。

<blockquote>タグにcite属性が必ずしも必要なわけではありません。
<blockquote>タグで引用する引用文自体が十分に明確であれば、cite属性を使用しなくても構いません。しかし、cite属性を使用すると、<blockquote>タグで引用する引用文の出典を明示的に示すことができ、情報の信頼性を高めることができます。ウェブページの著作者、ウェブ開発者、検索エンジンなどがこの情報を活用できます。

次の例を参照してください。

HTML

<blockquote cite="https://ja.wikipedia.org/wiki/ロミオとジュリエット">
    <p>
        シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』は、アーサー・ブルックの叙事詩『ロミオとジュリエットの悲劇』を基にした作品です。
        アーサー・ブルックの叙事詩は1562年に出版されました。
        シェイクスピアはアーサー・ブルックの叙事詩から筋書きを取り入れました。
        しかし、登場人物の多くや細部の物語はシェイクスピアの独創的な創作です。
    </p>
</blockquote>